令和6年1月1日、能登半島沖を震源とする最大震度7の地震が発生し、建物が倒壊したことなどにより多くの尊い人命が失われました。
また、道路や水道などのインフラが損壊したため、迅速な救援が困難となり、その復旧・復興には長い時間を要するものと考えられます。
このことは、道路や港湾、水道、建築物などの社会基盤インフラが健全であることが、安全・安心な社会生活を送る上で不可欠であることを改めて認識させられるとともに、これまで数多くの風水害や地震による被害を受け、国土強靭化に取り組んできたわが国においても、未だに社会基盤インフラは脆弱であるということを思い知らされました。
人々が普通の暮らしを安心して送ることができる社会を実現していくためには、これからも社会基盤の整備が必要であり、社会基盤を構築していく建設技術者の役割は益々重要となってきます。
ただし、建設技術者には高度な技術力だけが求められるのではありません。世のため、人のために役に立ちたいという「志」が必要です。
将来、建設分野で活躍することを目指しているあなたは、「安全・安心なまちづくりがしたい」「人々に長く愛される建物を建てたい」などの夢・志を持っていらっしゃると思います。
私たち志・建設技術人材育成財団は、そのような熱い「志」を持った若者に奨学援助を行うことにより、兵庫県の未来を担う建設技術者を育成することを目的として、奨学金給付事業を行っています。
あなたの熱い志と想像力が未来を描く力になります。
私たちとともに未来を切り拓いていきましょう!
公益財団法人 志・建設技術人材育成財団
理事長 渡邊 健一